回収装置において回収した溶剤（酢酸エチル）の酸価を低減する目的として酸処理装置を開発いたしました。

処理剤が酢酸エチル中の酢酸を吸着し、沈殿した処理剤を除去する事で酸価を低減します。

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酢酸エチル100％溶液に酢酸と水を添加し酸価4.94、水分1％の溶液200ｍｌに処理剤を投入し5分間攪拌後、酸価を測定した結果です。

処理剤の投入量に応じ酸価が

0.1未満に低減しました。

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実施：2010年04月07日

処理量

処理時間

酸処理前

酸処理後

サンプル：1

酸価（mgKOH/g）

200L

60分

2.587

0.6857

水分率（wt%）

2.831

2.741

サンプル：2

酸価（mgKOH/g）

200L

60分

2.026

0.468

水分率（wt%）

2.852

2.67

サンプル：3

酸価（mgKOH/g）

200L

60分

2.431

0.062

水分率（wt%）

2.95

2.615

ご協力戴きました印刷会社にて持ち込みテストの結果です。

酸価3程度の回収液を処理して酸価0.05以下へ低減を確認し、そのままドライラミネート機で再利用の結果、問題が無かったことをご報告戴きました。

また、処理後の水分率が処理前から25％程度低くなる効果もありました。

● お客様の御要望に応じ製作いたします。

● 貴社の回収液サンプルを戴ければ社内で処理実験、またはテスト機持ち込みにて試験することも可能です。

● 他溶剤への転用及び水処理剤の開発テストも進行中です。

● 必要な量だけ処理する事が出来ます。

● 少ない諸費用で酸価の低減が可能です。

● 簡単な操作でメンテナンスも容易です。